Chiroblog

綴ります

気分


人は皆気分屋なのだと思う。考えてみればそれはそうだ。人には感情があるのだから。その浮き沈みがあるのは当たり前である。ただ、これまではどうにかして気分を一定に保とうと思っていた。真面目なら、ずっと真面目であり続けるべき、お洒落なら、ずっとお洒落であり続けるべき。こんな風に思っていた。気分屋。この言葉がとても心を軽くしてくれた。不真面目になりたいときだってあるし、お洒落に気を遣わず、ただただ楽な格好で近所のスーパーに出掛けてお総菜で済ませる夜ご飯を好んで食べたいときだってある。だって、気分屋だから。みんなが気分屋で皆がそう。自分の感情、自分の気分。それに耳を傾けて、自分のことを縛り付けることなく、ありのままの自分を解放してあげる。楽に軽やかに、何かを頑なに守る必要なんてないのだから。心が安心する方へ。

気分